パイプクリーナー専門店 ユーニードのブログ

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年月がたって固くなった排水パイプの汚れを除去する方法

年月がたって固くなった排水パイプの汚れを除去する方法

 

※下記は、個人的な経験・知識に基づくものですので、すべてが正しいとは限りません。下記の内容を参考に行動して損害を負っても、当方は一切の責任を負いかねます。自己責任・自己判断でご参考ください。

 

年月がたって固くなった油汚れは、化学薬品系のパイプクリーナーでは分解できない

強力な業務用パイプクリーナーのパイパスを使用しても、固くなった油汚れは分解できません。

ホームセンターやドラッグストアで売られている液体パイプクリーナーでは、当然ですが、分解できません。

 

固くなった排水パイプの汚れを除去する方法

ワイヤー清掃や高圧洗浄で汚れを削って除去する方法や、バイオパイプクリーナーを使って徐々に除去する方法があります。

・高圧洗浄
・ワイヤーブラシ作業・清掃
・ビーエヌクリーンの定期使用


この中の方法のいずれかを行うのであれば、ビーエヌクリーンの定期使用をおすすめします。

 

その理由は

  • 他の除去する方法より費用がかかりません
  • 広範囲の固くなった油汚れを分解できる
  • 業者に高額な作業費を払うことになるか心配がなくなる
  • 不調で業者に急な依頼をする出費がなくなる
    (急な対処の依頼は、通常作業より高い費用を請求される場合が多い)
  • 年数回業者にワイヤー清掃してもらっている場合、それが不要になる
  • 簡単な作業で定期的に使うだけ
    排水環境の改善後は再発の予防になる

 

固くなった排水パイプの汚れを除去する方法1【高圧洗浄】

高圧洗浄はやっていただいて構いませんが、作業時間とコストを確認してから自己判断で依頼してください。相応の効果はあります。

 

しかし、高圧洗浄後、油汚れの蓄積を減らすなど、再発を予防する対処をしない限り、数ヵ月~数年後に不調が再発します。

そのため、予防的に毎年1回行っている施設・建物も多いです。

ある飲食店では予防もかねて定期的に年2回頼んでいるところもあります。排水パイプの多くの汚れは除去できますが、相応にお金と時間がかかります。

 

下記リンクは、一般住宅の場合ですが、ご参考下さい。

u-need.ocnk.net

 

固くなった排水パイプの汚れを除去する方法2【ワイヤー清掃】

ワイヤー清掃は、ワイヤーが届かないところの汚れは除去不可。また、プロでも相当のテクニックがない限り、ワイヤーが届いても除去し残りがそこらじゅうに残ります。 u-need.ocnk.net

 

一般住宅の排水の流れが悪い症状で、業者に依頼した場合、排水パイプの広域を、ワイヤーで清掃することは、通常ありません。広域の油汚れをきちんと除去するには、非常に手間と時間がかかるためです。※業者への依頼内容によっては、無いとはいえません。

 

ある程度のところまでワイヤーを差し込んでいき、適当に汚れを削って除去します。除去できなかったところ、除去し残したところやワイヤーが届いていない奥のほうは、汚れがそのままです。

 

排水パイプの継手(パイプが曲がっている部分)の箇所などは、ワイヤーの曲がり具合や継手の形状から、特に除去しにくいです。

そういった箇所に新たな油汚れが蓄積することで、きれいに除去できた箇所よりも早く排水の通り道が細くなってしまい、結構早く不調が再発することがあります。

 

また、高圧洗浄と同様に、油汚れの蓄積を軽減して再発の予防をしない限り、再発します。

 

固くなった排水パイプの汚れを除去する方法3【ビーエヌクリーンの定期使用】

ビーエヌクリーンの使用は、ぬるま湯や水にビーエヌクリーンを溶かして、排水溝に流すだけです。

年月によって固く変質した油汚れにBN菌が付着します。付着したBN菌が、油汚れを少しずつ分解していきます。

そして、数ヶ月で詰まりにくい排水環境へ改善します。

u-need.ocnk.net

 

一般住宅(アパート、マンション、戸建て)の場合

はじめの2週間は毎日、ビーエヌクリーンを排水口に流します。その後、1~2ヶ月程度、週2,3回の頻度で排水口に流します。

 

ホテルや飲食店の厨房の場合

一日の作業(営業終了後の清掃)が終わった一番最後に、溶かしたビーエヌクリーンを排水口に注いでください。基本的に、毎日、排水口にビーエヌクリーンを流します。

一般住宅と使用頻度が違う理由は、排水に含まれている油汚れの量です。厨房の排水の油汚れは、一般住宅の排水と比べ、とても多いからです。

一般住宅よりも、排水パイプに油汚れが蓄積しやすいため、ビーエヌクリーンの定期使用の頻度は高くなります。 

 

排水環境が改善した後もビーエヌクリーンの定期使用を続けると再発予防になる

一般住宅(アパート、マンション、戸建て)の場合、ビーエヌクリーンを使って流れが改善した後も、頻度を減らして定期使用を続けることによって、油汚れの蓄積を軽減できます。

つまり、不調の再発の予防となります。

排水環境改善後のビーエヌクリーンの粉の分量は半分でも構いませんので、定期使用することをおすすめします。

 

私(配管業者)の個人的な意見ですが

急がない場合の対処としては、どう考えてもビーエヌクリーンを使ったほうが、安く、簡単に排水環境の改善ができます。その上、簡単に再発の防止ができます。

 

また、早急(即日など)に、流れを改善させるためにはワイヤーブラシでの作業が最適です。

ワイヤーブラシで固くなった油汚れを除去して、普通に流れるようになったら、ビーエヌクリーンの定期使用を始めて、ワイヤー作業で除去できていない油汚れを分解して、排水環境を改善していくのが最善だと思います。

 

また、ワイヤー作業のあと、排水を使い続ければ、当然ですが、油汚れがまた溜まっていき、ふたたび流れが悪いという不調が起こります。

ワイヤー作業のあと、ビーエヌクリーンを使用することで、たまっていく油汚れが軽減するため、再発の予防となります。

 

ビーエヌクリーンを使った方法を、多くの方が知りません

昔からの対処の「不調が起こったら業者に清掃を依頼する」ことが一般的であたりまえとなっています。

「こういうときは業者に頼むしか方法がない」という常識は、現在では誤りです。

 

もし、お知り合いに飲食店や宿泊施設の経営・管理の方がいらっしゃいましたら、「ビーエヌクリーンというものがある」ということを知らせて頂けると幸いです。

「業者に何回も依頼して高額な出費をしているなら、ビーエヌクリーンを使って費用の負担を軽減できる」

ということを知っておいていただきたい。

 

ホテルの設備屋(主に配管工&何でも屋)という仕事柄、ホテルの経営状況や業者費用の負担の大変さは重々承知しております。だからこそ、ビーエヌクリーンを使う対処があるということを知っておいて頂きたいのです。

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