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液体パイプクリーナーの蛇足的な内容 その1 【水酸化ナトリウムと次亜塩素酸塩では、髪の毛の分解の様子が違う】

水酸化ナトリウムと次亜塩素酸塩では、髪の毛の分解の様子が違う 

 

下記は蛇足的な内容です。私(配管業者)の持論・個人的な考えです

自己判断、自己責任でご参考下さい

はっきり言って、液体パイプクリーナーの使用者にとっては、どうでもいい蛇足的な内容です

 


髪の毛は、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸塩、どちらでも分解できます

しかし、分解の様子が異なります

 

液体パイプクリーナーは、水酸化ナトリウムと次亜塩素酸塩が混ざっている製品です

髪の毛が、どちらの成分によって分解されているのかを調べるため、実験をして確認しました

 

■2%の水酸化ナトリウム溶液【液体パイプクリーナー程度の濃度】の場合


たんぱく質を分解して、髪の毛をフニャフニャにするイメージ


液体パイプクリーナー程度の低濃度の水酸化ナトリウム溶液に、髪の毛を1本入れても、髪の毛は溶けて消えることはありません


髪の毛は溶けずに形を保っています

棒でかき混ぜるくらい力を加えても、髪の毛はちぎれません

 

たんぱく質が分解され、非常にやわらかい状態になるだけです

 

■20%の水酸化ナトリウム溶液【パイパスを使った高濃度の薬液】の場合


たんぱく質を分解して、髪の毛をボロボロ・粉々にするイメージ
 https://u-need.ocnk.net/data/u-need/image/p_topimg_1_1.jpg


高濃度の水酸化ナトリウム溶液に、髪の毛を1本いれても、低濃度の場合と変わらず、髪の毛は溶けて消えることはありません

 

しかし、パイパスを使った高濃度の場合、たんぱく質が多く分解されたため、薬液を軽くゆらすと、髪の毛はボロボロとちぎれていきます

 

そのため、パイパスを使用した場合、次亜塩素酸塩を使わずに、髪の毛はボロボロに砕けて、除去することができます

 

■次亜塩素酸塩の場合


たんぱく質を分解して、髪の毛が溶けて消えるイメージ


漂白剤の中に、髪の毛を1本入れてみると、すぐに分かります

 

漂白剤の主な成分は、次亜塩素酸塩です

髪の毛が、透明になっていくかのように、溶けていき、消えてしまいます

 

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